紺野機業場とは

川俣シルクとは、一切撚りを入れない絹糸を薄く広幅に織りあげる絹織物のことを言います。

髪の毛よりも細い糸を広幅で織るために先人たちは「濡れよこ」の技法を用いました。

これこそが川俣シルクが持つ独特の柔らかさ、ハリ、透明感をもたらします。

細い糸を湿らせて織る伝統的川俣シルクの製造方法は、その難しさゆえに

日本でも紺野機業場のみが継承しております。

紺野機業場は、古の川俣シルクを守ることを第一に、これからも美しい生地に挑戦し続けて参ります。

織りやさんというと『織物』『染め』を中心にお仕事をする方々が多いですが、

紺野機業場はそれにプラスして風合い加工を保持しております。

提灯や表装に用いられるあの独特な風合いはその加工によってもたらされる日本の文化です。

シルクを張った木枠

和紙を張った木枠


和紙にはやわらかい灯りをともす魅力があります。

一方、我々のシルクの灯りには透明感からの上品さに魅力があります。

きれいな織り、透明さを表す証拠に十字の光が見えます。

これはタテの糸とヨコの糸がきれいな正方形で織られるために

光を乱反射させることなく透過するためです。

この綺麗で透明な生地と風合い加工によって日本の伝統工芸はその美を継続することができております。